秋の夜長の睡眠の大切さ
秋の睡眠の理想は、「早く臥し、早く起きる」が養生の基本です 「黄帝内径」 (約2000年以上前の前漢時代に編さんされた、古代中国の医学書、古代中国の医学書の中で唯一現存しているもの。) には、秋の3ヶ月は「日没」とともに仕事を引き上げ、夜明けとともに起き出るがよいと記されています。 秋の季節の自然界「陽の気」(夏)が減り、「陰の気」(冬)が増していく(秋から冬へ)リズムに、私たちの生活のリズムを同調させるためです。 秋の早寝は二つの重要な意味を持ちます。 一つは、夏に消耗したエネルギーを回復させ、冬の厳しい寒さに備えて、気、血を養うことです。 「血」は夜(肝)カンに還り、休息中に浄化、補充されると考えられています。 十分な睡眠はこのプロセスが不可欠です、もう一つは精神の安定です、秋は「肺」の季節で、感情的には「悲しみ」、「憂い」、と結び付きやすい時期です。 十分な睡眠が、心を落ち着かせ、精神的な消耗を防ぎます。
早起きもまた重要です。 秋の朝の空気は澄み切っていて正常です。 この新鮮な空気を深く吸い込むと肺を直接養います。 夜は、静かにエネルギーを蓄え、朝は清浄な空気を取り入れて一日を始める、このリズムが秋の心と体ののバランスを整え、健やかな毎日を送るための鍵となるのです。
秋に重要な 血 とは!!
血 とは!! 血は、細胞の栄養となるもの、血が不足して巡りが滞ると、体内の細胞が栄養不足になって機能が低下し、疲れ、冷え、痛み、不眠など多くの不調が生じます。 血は脾と胃の働きによって食物から作られます。 そのため、食事量が少なかったり栄養バランスが悪いと血が作られず、体は栄養不足になります。 また、夜更かしや不規則な生活でも血が不足したり、肝臓で浄化されずドロドロと流れが悪くなってしまいます。 特に女性は生理があるため血不足になりやすいので、無理なダイエットは禁物です。 日頃から健康的な食事と生活を心がけましょう。
参考文献及び資料 マイナビ出版 からだを整える 薬膳スープ 植木もも子 薯 日本文芸社 季節ブルー 長沼睦雄 薯 日本創芸学院 菜食薬膳講座より
安眠へ導く 薬膳のレシピ
ナツメとイカの人参スープ 過労による不眠に、疲れを取るイカ、血と気を補うナツメをたっぷり入れました。 肝の働きを助けて飲みやすく、甘くなめらかな舌触りも、このスープの魅力です。
材料(2人分) にんじん 1本 ナツメ 8個 スルメイカ(胴) 100グラム おろししょうが 小さじ1 鶏ガラスープの素 小さじ1/4+水2カップ強(化学調味料無添加) 酒 大さじ1 塩と胡椒 各少々

材料の薬膳効果 にんじん 目の疲れやトラブル解消に!! 血を補い、肝の働きを高める、肝は気、血の流れをつかさどる。 ナツメ 血、気を補い胃腸も強化 血、気を補う作用が強いうえに、消化吸収を担う脾と胃を整えて胃腸の働きを高める作用で栄養の吸収を促進し、疲労回復や体力アップに導く。 スルメイカ 生理の悩み応える 血、を補い、体を潤す作用があり、貧血、生理不順、生理痛、不正出血、おりものなどの女性特有の症状を緩和する。
作り方 1 にんじんはすりおろし、ナツメはぬるま湯で洗う。 2 スルメイカは腹ワタや軟骨を取り、水で洗って皮をむく。 1センチ幅に切ってから2~3センチ長さに切り、酒をふる。 3 鍋ににんじんと鶏ガラスープを入れて火にかける。 煮たったら、ナツメを加え、弱火で5分ほど煮る。 イカと、おろししょうがを加え、1~2分煮て塩と胡椒で味を整える

私見ではありますが、すごく優しい味です!! イカを食べても、ナツメを食べても、にんじんの味が口に残ります。 余計な調味料、味付けしない、素材の持っている味を活かす薬膳料理です。
参考資料、文献 日本創芸学院 菜食薬膳講座の資料 マイナビ文庫 からだを整える 薬膳スープ 植木もも子 薯
血、を補うレシピ(気や血)を補い寒さに備える
アボカドと干し豆腐のビビンバ風 秋が深まると、気温の低下とともに風邪などを引きやすくなります。 寒さやウイルスなどに負けないように、胃腸を整え、気、血、水(津液)を補う食材を豊富に使ったご飯のレシピです。
材料(2人分) ご飯(温かいもの) 400g アボカド 1個 干し豆腐(細切り) 80g ほうれん草 40g にんじん 小1/4本(40g) レモン汁 少量 A にんにく(みじん切り) 大1/2かけ 塩 小さじ1 ごま油 大さじ1/2 B コチュジャン 大さじ1 しょうゆ 小さじ1 白いりごま 小さじ1強

材料の薬膳効果 米(ご飯) 胃腸を整えて元気に!! 脾や胃に働いて消化を促進、栄養の吸収を高め、気を補う作用もあるので体力をつけるのに最適。 アボカド 胃腸を丈夫にして疲労回復!! 気を補い、消化吸収を担う脾の機能を高め、胃腸を整えて食欲増進、疲労回復に役立つ。 干し豆腐 ほてりを鎮め乾きを癒す!! 体の余分な熱を取る作用でほてりやのぼせを鎮める。 水を補う働きもあり、熱による乾燥を癒し、口の渇きや肌の乾燥を改善する効果がある。 ほうれん草 貧血や肌の乾燥に有効!! 鉄が豊富で貧血に有効、血、を補い血、の巡りをよくするとされる。 体を潤す働きもあり、肌の乾燥や便秘の改善にも有効。 にんじん 目の疲れやトラブル解消に!! 血、を補い、肝の働きを高める。 肝は気や血の流れをつかさどるほか、目と密接な関係があるので、肝に作用するにんじん は眼精疲労やドライアイ、視力低下、夜盲症の改善に役立つ。

作り方 1 アボカドは縦に切り目を入れて2つ割りにし、種を取って皮をむく。 横に5㎜幅に切り、レモン汁を振っておく。 にんじんは4~5㎝長さの細切りにする。 2 鍋に湯を沸かし、ほうれん草を色よくゆで、冷水にとって冷ます。 水気を絞り4~5㎝長さにきる。 あとの湯ににんじんを入れてさっとゆで、ざるに上げて水気を絞る。 Aを混ぜ合わせて半量でにんじんを和え、残りでほうれん草を和える。 3 干し豆腐は熱湯をかけてさっと洗い、水気を絞って食べやすい長さに切る。 Bを混ぜ合わせて干し豆腐を和える。 4 ご飯を器に盛り、白いりごま小さじ1を振って1のアボカド、2,3をのせる。 仕上げに白いりごま少々を振る。
参考資料 日本創芸学院 菜食薬膳講座より
ほなら、、またね!!
