日本ハッカの栽培と利用

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日本ハッカの栽培

日本ハッカ(ジャパニーズミント)は、ミント類(スペアミント、ペパーミント、アップルミント等)の仲間です。                                                     日本では、戦前メントールの原料として北海道で栽培され輸出されましたが、メントールの化学製品が大量に生産されるようになつたため、今は栽培が激減しました。                            日本ハッカの原産地は地中海沿岸で、世界中で亜種が自生、また栽培されています。                     なかでも、日本ハッカはメントールの含有量も高く、健胃、駆風、駆虫、鎮痙、殺菌などに用いられています。                                                      健胃  舌の味覚神経末梢に刺激を与えることによって、反射的に唾液の分泌を促し、食欲の増進と消化を助けることを言います。                                                駆風  腸内などにたまつたガスを対外に排出する作用。                              駆虫  寄生虫や害虫を駆除すること。                                       鎮痙  全身の筋肉の「けいれん」、を抑える作用。

日本ハッカの栽培

日本ハッカの栽培は、春に苗をハーブ店で購入して栽培するのが良いと思います。                 繫殖力が旺盛なので、一般的には鉢植えが良いと思います、5~8号鉢に一株、翌年2年目には鉢一杯に新芽が出てきます。                                             土は水はけの良いものに植え、夏場は特に水気を切らさないようにします。                       肥料は年3回程度、油粕の配合肥料一鉢一握り程度、だいたい4月、11月、2月ぐらいに施肥。     葉の収穫は花の咲くまえ6~7月ごろに、枝ごと切り取ります、一鉢何本かは枝を残します。 

ハッカ酒、の作り方

材料   ハッカの葉200グラム、リキュール1リットル、氷砂糖100グラム                      ハッカの葉をよく水洗いし水気をきり、氷砂糖とリキュールに漬けて、冷暗所で2ヶ月保存後、葉を取り出す、3か月めぐらいから飲めるようになりますが、もう少し6ヶ月ぐらい浸けても良いと思います。     効能は、精神安定、鎮痛、健胃整腸

その他、日本ハッカの葉のハーブティーや、葉を煮出してミストを作ることが出来ます。                   参考資料  日本園芸協会 薬用植物事典より

日本ハッカのペットたちえの影響

 日本ハッカを含むミント類はペットたちにとっては有毒成分を含んでいます。                       葉、花等の精油にプレゴンと言う成分が含まれています。                                    ペットたちえの健康被害  摂取すると、発熱、胃痛、吐き気m、呼吸困難、高血圧、発作、幻覚、腎不全、肝障害を引き起こします。妊娠中は流産する恐れがあります。                            

  参考資料 土橋 豊薯 園芸有毒植物図鑑より

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